カントリーライフ、スローライフ

日々仕事に追われていますが、休日はのんびり田舎で過ごしたい!

苦しい時は一人にならないで・・・リンキン・パーク チェスターの死に思うこと

Alright, guys?
これイギリス式のあいさつです。会った瞬間に言う一言めのあいさつ。

アメリカ人なら"Hey there, man?"なんだって〜。帰国子女の人に聞いたんで間違いないです。

どっちも教科書には載らない英語。

訳すと
イギリス式は「大丈夫?」
アメリカ式は「そこにいる?」ですね。
どっちも相手を思いやる言葉で深いね。

 

そんな風に思ってしまう事件がありました。私の大好きだったリンキン・パークのフロントマン、チェスターが亡くなったのです。しかも自殺です(TT)

 

大丈夫でもなく、もうそこにいないんだね…

 

リンキン・パークはアメリカのバンドです。日系人のメンバーもいて、ちょっとアニソンを思わせる所もあり、日本でもとても人気のあるバンドだと思います。今年の11月には来日してワン・オクロックとのライブをする予定だったのに…まだその公演をどうするかは決めかねているようですが、チェスターのいないリンキン・パークなんて。それはムリじゃないかなあ。追悼公演でやるのかなあ。

 

自殺の理由は色々言われていますが、もともと繊細そうだったので、来るべき時が来たのかもしれません。来て欲しくなかった。公式HPにはこんな英文が。

We’re trying to remind ourselves that the demons who took you away from us were always part of the deal. After all, it was the way you sang about those demons that made everyone fall in love with you in the first place.

簡単に言うと「君の中にいる悪魔と共に歌う姿に皆が恋に落ちてた」って。

日本語サイトもありますので、詳しい和訳はそちらをご覧下さい。

この文を見て、彼らが2007年に出した"Shadow of the day"という歌を思い出しました。アルバムの中の一曲だけど、静かな演奏の中にチェスターのきれいな声が響く忘れられない曲です。

サビの歌詞はこんな感じ。

the shadow of the day will embrace the world in grey and the sun will set for you.

夜の影が世界を抱きしめ灰色にする そして 太陽は君のために沈むだろう

 

embrace には「包む」「抱きしめる」の意味があるのであえて抱きしめるで訳してみました。日の出じゃなく日没の歌。ロマンティックです。

 でも「死」でもあります。曲の説明としてもこんな風にあります。

The song is about someone who is about to die. It’s hard to let that person go…but sometimes is the best solution. 

この曲は死にゆく人についてのものです。別れを認めるのは難しいけれど、それが最善なこともあります

 この引用はここから↓

Linkin Park – Shadow of the Day Lyrics | Genius Lyrics

そう思って聴くととても深い歌詞です。私も母が重い病気だと言われたとき聴いて救われた一曲です(幸運にも母は治って生きています)

 

チェスターの遺族は自死を考える人を救う団体を作ろうとしています。つられてしまうファンもいるのではと言われています。音楽は自分の気持ちを代弁してくれてると思えた時に好きになるものだから、苦しくて辛い人こそ彼の歌声には救われるのでは?

 

季節の変わり目の9月は鬱を抱えた人にはとても厳しい季節です。急に涼しくなって、夏休みも終わって、誰もが落ち込む気持ちに襲われることもあるかもしれません。どうかそんな時はムリしないで。がんばらないで、サボりましょう。辛いって言っていいんです。

 

ではまた・・・

 チェスター最後のアルバム

One More Light

新品価格
¥1,099から
(2017/9/18 00:13時点)